2015年03月29日 (16:34)
ハラールカレーで外国人と防災を学ぶ【土岐市国際交流協会】
土岐市国際交流協会(籠橋一貴会長)は、
土岐市駄知町の駄知公民館で、
「第2回・防災ワークショップ」を開いた。
土岐市国際交流協会では、今年の2月に、
土岐市在住の外国人らを対象にした、
「第1回・防災ワークショップ」を開催。
2回目の今回は、
「防災レシピと海外の事例に学ぶ」をテーマに、
イスラム教徒が食べられる食品、
「ハラール」を使った料理を学んだり、
土岐市在住の外国人に、
災害時の避難場所を、教えたりした。
今回は、「第3回国連防災世界会議
仙台開催実行委員会」の後援を受けて、実施した。
料理を作ったのは、
イスラム教徒で、スリランカ人の
アハマド・ファーシーさん(同市下石町、41歳)。
ファーシーさんは、難民として、5年前に来日。
現在は、自動車の輸出業などを手掛けている。
平成16(2004)年に発生した、
「スマトラ島沖地震」の際は、
母国のスリランカで被災。
東日本大震災が発生した時には、
「土岐市イスラム教モスク」の一員として、
福島県で、復興支援活動を行った。
被災地では、ハラールに対応した、
「カレーライス」を振る舞い、
日本人のボランティアや、
被災したイスラム教徒らに、喜ばれたという。
防災ワークショップには、
スリランカ人・インドネシア人・ベトナム人のほか、
土岐市国際交流協会のメンバーや、
地元在住の日本人ら、約20人が参加。
ファーシーさんは、ツナ缶や、トマトの缶詰、
インド産の香辛料、ブラックペッパーなどを使った、
“ハラールカレー”をはじめ、
ツナサラダや、セイロンティー(セイロン茶)、
ワッタラッパン(ワタラッパン)を料理した。
御飯は、災害時を踏まえて、
「無洗米」と「長期保存水」を使用。
外国人に、地場産業を知ってもらうため、
美濃焼の土鍋を使って、炊き上げた。
ファーシーさんは、料理をしながら、
「ハラール」について、説明。
「イスラム教徒は、豚肉を食べない。
魚など、水の中以外では、
死んでしまう生き物は、ハラールになる。
だから、ツナは、食べることができる」と話したほか、
「スマトラ島沖地震の際は、引き潮の怖さを知らず、
取り残された魚を、多くの人が捕っていた。
そこに、大津波がやってきた」などと語った。
参加者らは、スパイシーなカレーに舌鼓。
インドネシア人の一家が持参した、だんご状の菓子
(ゆでた芋に、ココナツオイルをまぶせた料理。
中に、ハチミツが入っている)も、一緒に食べた。
今回のワークショップも、
講師として、土岐市役所総務課防災係長の
鈴木正志さん(44歳)が協力。
災害時に、停電した場合の防災グッズとして、
「ツナ缶ランプ」の作り方を伝授したり、
皿の上に、ラップを敷くと、
水の節約につながることを、教えたりした。
ツナ缶ランプ作りでは、
丸めたティッシュペーパーを、芯(しん)にして、
火を付けると、ツナの油が燃えだし、
即席のランプが、完成した。
また、土岐市のハザードマップを見せながら、
町の危険な箇所や、避難所の位置などを、
外国人に教えた。
籠橋一貴会長は、
「ハラール料理を食べることで、
異文化を知ってもらうとともに、
土岐市や近隣他市に住む外国人と、
日本の地元住民との交流が、図れた。
防災ワークショップなどを通して、
日本に住む外国人と、
日ごろから協力関係を築いておけば、
災害時にも、対応できるのではないか」と語った。
土岐市駄知町の駄知公民館で、
「第2回・防災ワークショップ」を開いた。
土岐市国際交流協会では、今年の2月に、
土岐市在住の外国人らを対象にした、
「第1回・防災ワークショップ」を開催。
2回目の今回は、
「防災レシピと海外の事例に学ぶ」をテーマに、
イスラム教徒が食べられる食品、
「ハラール」を使った料理を学んだり、
土岐市在住の外国人に、
災害時の避難場所を、教えたりした。
今回は、「第3回国連防災世界会議
仙台開催実行委員会」の後援を受けて、実施した。
料理を作ったのは、
イスラム教徒で、スリランカ人の
アハマド・ファーシーさん(同市下石町、41歳)。
ファーシーさんは、難民として、5年前に来日。
現在は、自動車の輸出業などを手掛けている。
平成16(2004)年に発生した、
「スマトラ島沖地震」の際は、
母国のスリランカで被災。
東日本大震災が発生した時には、
「土岐市イスラム教モスク」の一員として、
福島県で、復興支援活動を行った。
被災地では、ハラールに対応した、
「カレーライス」を振る舞い、
日本人のボランティアや、
被災したイスラム教徒らに、喜ばれたという。
防災ワークショップには、
スリランカ人・インドネシア人・ベトナム人のほか、
土岐市国際交流協会のメンバーや、
地元在住の日本人ら、約20人が参加。
ファーシーさんは、ツナ缶や、トマトの缶詰、
インド産の香辛料、ブラックペッパーなどを使った、
“ハラールカレー”をはじめ、
ツナサラダや、セイロンティー(セイロン茶)、
ワッタラッパン(ワタラッパン)を料理した。
御飯は、災害時を踏まえて、
「無洗米」と「長期保存水」を使用。
外国人に、地場産業を知ってもらうため、
美濃焼の土鍋を使って、炊き上げた。
ファーシーさんは、料理をしながら、
「ハラール」について、説明。
「イスラム教徒は、豚肉を食べない。
魚など、水の中以外では、
死んでしまう生き物は、ハラールになる。
だから、ツナは、食べることができる」と話したほか、
「スマトラ島沖地震の際は、引き潮の怖さを知らず、
取り残された魚を、多くの人が捕っていた。
そこに、大津波がやってきた」などと語った。
参加者らは、スパイシーなカレーに舌鼓。
インドネシア人の一家が持参した、だんご状の菓子
(ゆでた芋に、ココナツオイルをまぶせた料理。
中に、ハチミツが入っている)も、一緒に食べた。
今回のワークショップも、
講師として、土岐市役所総務課防災係長の
鈴木正志さん(44歳)が協力。
災害時に、停電した場合の防災グッズとして、
「ツナ缶ランプ」の作り方を伝授したり、
皿の上に、ラップを敷くと、
水の節約につながることを、教えたりした。
ツナ缶ランプ作りでは、
丸めたティッシュペーパーを、芯(しん)にして、
火を付けると、ツナの油が燃えだし、
即席のランプが、完成した。
また、土岐市のハザードマップを見せながら、
町の危険な箇所や、避難所の位置などを、
外国人に教えた。
籠橋一貴会長は、
「ハラール料理を食べることで、
異文化を知ってもらうとともに、
土岐市や近隣他市に住む外国人と、
日本の地元住民との交流が、図れた。
防災ワークショップなどを通して、
日本に住む外国人と、
日ごろから協力関係を築いておけば、
災害時にも、対応できるのではないか」と語った。